【シーズン19使用構築】鹿の子砂晴れ虎視眈々【最終673位】
【冒頭】
皆さんこんにちは、レデンヤです。
今回はシーズン19で最終673位を達成した構築を紹介します。
【構築経緯】
①禁止伝説のトップメタが電気・ドラゴンのミライドンと、フェアリーテラスが多い黒バドレックスであることから、地面・鋼の範囲で両者に弱点を突くことができるドリュウズを構築の軸に決定。
②ドリュウズを活躍させる上で欠かせないのが砂展開役であり、黒バドレックスにテラスを切らせやすいこと、挑発でドリュウズの積む隙を作りやすいことを踏まえ、バンギラスを砂要員に任命。(相棒枠による贔屓のため、カバルドンでも代用可)
③環境に受けポケモンが増えてきたことから砂ターンの管理が厳しくなり、こちらで砂ターンをリセットできるように禁伝枠を晴れ展開できるコライドンにした。
④バンドリ+コライドンの並びだと威嚇持ちの霊獣ランドロス、高耐久のヘイラッシャ、こちらの砂を上書きor晴れに便乗してくるコライドンがきついので、これらの対策兼晴れアタッカーとしてウネルミナモを採用。
⑤先発に出てくるキラフロルやパオジアンに対して、上から毒化粧を発動させずタスキ貫通できるポケモンとしてテツノカシラを採用。
⑥上記5体では白バドレックスやガチグマのようなトリル軸に弱いと考え、両者よりも遅いオリーヴァを採用し、草・ノーマルの耐性からミライドンと黒バドレックスに対して強く出られるようにチョッキを持たせた。
【単体解説】
腕白 207(252)-154-177(244+)-x-120-83(12)
持ち物:さらさらいわ テラス:悪
《調整》
・水ウーラオスのパンチグローブ意地水流連打を確定耐え
・パオジアンのせいなるつるぎを乱数耐え
※災いの剣の仕様上、B252でもB244でも防御実数値は同じ(正確にはB236まで同じだが、これだとウーラオスの攻撃が乱数に入ってしまうためB244とした)
相棒兼砂要員。同じ砂要員としてカバルドンがいるが、挑発の有無・特殊耐久の高さを考慮してバンギラスにした。(相棒贔屓)タスキやマルチスケイルをつぶすためにもステルスロックは撒いておきたいので耐久振り。コライドン受けのカバルドンやヘイラッシャの行動を阻害するために挑発と、上から積まれてしまったとき用の吠える。この2つで起点回避はできているので、イカサマの枠は別にしても良いと感じた。(ハバタクカミを倒せるヘビーボンバーが候補)テラスはイカサマの火力を上げる悪にしたが、そもそもバンギラスにテラスを切ることが稀だったためテラスは何でも良いと思った。後続にコライドンがいるので砂ターンのリセットはできるが、コライドンが選出できないときを想定して持ち物はさらさらいわ一択。ステルスロックor砂スリップのどちらかで定数ダメージを入れられるので、黒バドレックス入りには出し得だった。
意地 185-205(252+)-98(140)-x-85-123(116)
持ち物:オボンの実 テラス:草
《調整》
A:火力アップアイテムがないため特化
S:砂下で最速スカーフウーラオス抜き
S15で使用した型をそのまま流用。テツノツツミが減ったことで砂下で上を取られる相手がほぼいないので、当時よりも動かしやすい印象だった(コライドンの減少も追い風だった)。コライドンもいることからカバルドンをよく出されたが、バンギラスの挑発で逆に草テラスドリュウズの起点にしていた。積んだ後の先制技に備えてオボンの実を持たせたが、草テラバーストで無振り水ウーラオスを倒せないことがあるので命の珠もアリだと感じた。(後述のウネルミナモと被るので達人の帯も候補)
オリーヴァ
控え目 176(180)-x-110-193(244+)-140(84)-48
持ち物:とつげきチョッキ テラス:フェアリー
《調整》
H:16n調整(グラスフィールドの回復の最大効率)
A:イカサマ対策(A0)
C:余り
D:偶数調整
S:最遅白バドレックス抜かれ
トップメタのミライドンと黒バドレックスに対してタイプ上強く、ミラーコートを覚えるため特殊受けとして重宝した。ミライドンに対してはフィールド書き換えで妨害できるので、裏にいるシードオオニューラの対策にもなった。(ドリュウズの草テラバーストの補助にもなった)素の殴り合いだと等倍相手特殊禁伝には負けないが、瞑想やサイコショック持ちの黒バドレックスには逆に起点にされたので、積み技対策としてみわくのボイスを採用。(尚そこまでな模様…)A0かつ素早さ個体値9の厳選がやや面倒。
テツノカシラ
臆病 177(92)-x-120-174(252)-128-152(164+)
持ち物:きあいのタスキ テラス:鋼
タキオンカッター/サイコノイズ/ボルトチェンジ/メタルバースト
《調整》
H:水ウーラオスのテラス水流連打を14/16で生存
S:最速キラフロル抜き
最終日のMVPポケモン。キラフロルのどくびし展開を阻止するべく特殊連続技を持つポケモンとして採用した。初手に出てくるパオジアンにもタスキで行動保障が取れているので確実に倒していける。ぱっと見だとスカーフで上から倒しに来たようにも見えるので、つららおとしの甘えを許さないのも◎。タキオンカッターが連続技な以上身代わりをされにくく、メタルバーストが素直に決まることが多かった。意外と受けループに強く、サイコノイズで特殊受けを回復させずに崩壊させた試合もいくつかあった。
ウネルミナモ
臆病 175(4)-92-112(4)-176(244)-104(4)-177(252+)
持ち物:命の珠 テラス:水
ハイドロスチーム/りゅうせいぐん/かえんほうしゃ/アクアジェット
コライドン受け破壊担当。コライドンの減少で天候の書き換えが少ないと述べたが、書き換えられたとしてもその場合は対面にカバルドンがいるのでウネルミナモにとっては有利な状況が多かった。晴れで素早さが上がるので禁伝相手にも先制でき、晴れ補正も相まって晴れエースとして十分な活躍を見せてくれた。
コライドン
陽気 175-187(252)-136(4)-x-120-205(252+)
持ち物:こだわりスカーフ テラス:炎
コライドンの数が減少したのといかさまダイス型が主流なおかげでスカーフが読まれることが少なく、特にザシアン相手が地面テラスで突っ張ってテラスフレアドライブで返り討ちにした試合が多かった。コライドン受けに合わせてとんぼがえりを撃つことで相手に合わせたポケモンで有利対面を作ることが可能。格闘が抜群の相手でもテラスでかわしてくることが多いので、困ったら炎テラスフレアドライブでゴリ押ししておけば意外と何とかなる。
【基本選出/立ち回り】
①ミライドン構築:コライドン+オリーヴァ+ウネルミナモ
ミライドンで最速スカーフは見たことがないので基本はコライドンが先制できる。お互い対面した時、フェアリーテラスorカバルドン・ヘイラッシャ引きが多いのでとんぼがえりでオリーヴァorウネルミナモを合わせる。オオニューラ入りはウネルミナモをテツノカシラにしてタスキを維持しつつ立ち回る必要がある。
同じパーティに水ウーラオス・カバルドンがいることが多いので、ドリュウズの剣舞草テラバーストで崩す。事前にバンギラスでステルスロックを撒いておくとカイリューがいてもドリュウズで全抜きしやすい。スカーフ黒バドレックスは無理(2敗)オリーヴァも連れていくと黒バドレックス自体には有利に立ち回れるが、裏のパオジアンやカイリューあたりがきつくなるので注意。
③ザシアン・コライドン:コライドン+ウネルミナモ+テツノカシラ
スカーフでアドをとれているがくさわけやニトロチャージorスケイルショットで素早さを上げられると苦しいので、初手からコライドンで圧をかけていく。ザシアン入りにはバンドリの選出も有りだが、コライドン入りにはカモられるのでウネルミナモを合わせられる自信がなければ出さない方が良い。
④テラパゴス:テツノカシラ+オリーヴァ+コライドン
キラフロルがセットのことが多いのでテツノカシラを先発に。キラフロルがいないときはテラパゴスがこだわっている可能性が高いので、コライドンのとんぼがえりでテラスシェルをつぶしておく。ロックカットを積まれてもスカーフコライドンの方が速いので、上からのアクセルブレイクで突破できる。
⑤その他:テツノカシラ+コライドン+@1
基本お相手のパーティにパオジアンorハバタクカミがいるので、タスキを盾にタキオンカッターで突破する。お相手にステルスロックを撒いてくるポケモンがいなさそうならテツノカシラを取っておくのも一手。
【重いポケモン】
オオニューラ:ミライドン軸でもタスキであったり選出段階で型が読めないのが厄介。テツノカシラを連れていってトントンレベル。
カイオーガ:こだわり系なら大丈夫だが、フェアリーテラスのコライドン完封型はかなりきつい。オリーヴァのミラーコートを合わせられればワンチャン?
スカーフ黒バドレックスorコライドン:こちらの上を取られると無理です。元から速いのにスカーフ持たせないでほしい。(ブーメラン)
【結果】
最終673位 レート:1918
SVに入ってから初の最終3桁を達成できたので嬉しいです。3桁チャレンジで950位に乗った後、S15ではそこから負けた経験があるので潜るか迷いましたけど、過去の自分を打ち破りたい気持ちで潜りました。負けたとしてもその心意気が大事だと言い聞かせてはいましたが、無事勝てたので良かったです。次の目標はレート2000ですね。虎視眈々と狙っていきましょうか。しーゆーあげん!!